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スラー(Slur)をボーゲンと呼ぶこと(1)


前回のブログでは、ピアノを演奏する時のペダルの踏み方に関する話題を取り上げました。


私が20年前、まだアメリカに留学する前に、日本で受講したイーストマン音楽学校Eastman School of Music in Hamamatsu Dr.Barr先生のマスタークラスにて、先生が受講生に話された「ペダルの踏む時に、全部下まで踏み込まないように気を付けなければいけない」という話と、今年9月にウィーンで受講したWiener Musikseminarにて、Rössler先生と受講生との打ち上げ会にて先生が話されたペダルに関する話がほぼ同じだったという事です。


さすがに私も、20年の時を経ても、Rössler先生が日本から来た受講生との打ち上げの席で、私が20年前にDr.Barr先生のマスタークラスを受講した時に教わった事と同じペダルの踏み方について話されているという事実、さらに、その先生がお話された言葉を、20年前は英語はおろかドイツ語は何も話せなかった私自身が通訳として、先生の話されるドイツ語を日本語に訳して、この度Wiener Musikseminarで一緒に勉強した、日本人受講生皆さんに話すという体験をしてみて、驚きを隠す事が出来ませんでした。


あれから20年たった今でも、日本では、私がイーストマン音楽学校に留学する為、そしてその後も、自分自身の演奏法を根本から変える為に改善し続けたペダルの踏み方や使い方について、音楽大学においても細かい指導がなされていないのだろうか?という疑問が残る打ち上げとなりました。


実はその他にも、この度Rössler先生のマスタークラスを受講して気が付いた事がありました。それは、先生がレッスンの時、楽譜に記譜されているスラーSlurの事をボーゲンBogenと呼ばれていた事でした。


というのも、私が長年お世話になった恩師カーン先生Prof.Kernやモーツアルテウムのサマーアカデミーで、何度もマスタークラスを受講させていただいたバシキーロフ先生も、レッスンの中で、楽譜にスラーSlurが記譜されてある時、私に「ボーゲンBogen」と言われていたからです。



 
 
 

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