BrahmsブラームスとBad Ischlバート・イシュル
- Junko Nagaya
- 3月11日
- 読了時間: 2分

ハンブルグ出身の作曲家ブラームスですが、ウィーンに移り住んでからは何度もBad Ischlを訪れて、とりわけ夏はイシュルで過ごす事が多かったみたいです。
私ははじめ、全くその事を知らずに、ザルツブルグにいた頃、バート・イシュルにあるテルメに時々泳ぎに行ってました。しかし、ある年の夏、ソコロフがザルツブルグ音楽祭でブラームスの作品118を演奏したのを聞き、私自身もこの楽曲を学んでみようと思い立ち、ふと手元にあるHenle版のPrefaceを読んでみたら、ブラームスが後期のKlavierstückeをバート・イシュルで作曲していたと書かれており、びっくりした事を覚えています。
それまでブラームスの作品に対しては苦手意識しかもっていなかったのですが、ブラームスがイシュルで後期のKlavierstückeを作曲したと知って以来、私もイシュルの街には親しみを感じていたので「もしかしたら私にも演奏出来るかもしれない…」と思って、”Guten Abend, Gut Naacht”を作曲したという看板が立っているLeschetizky Hoheに行ったり、谷に吹く風の音を聞いてみたりしてみたのですが…
確かにop.118-6の冒頭はこんな風の音のイメージのような気がするな…と
ただ、イメージするだけでは、なかなか思い通りに演奏できないのがブラームスの作品のすごさなのではないか?と思っています。
イシュルの街には、なにか郷愁を呼び起こすような佇まいがあるように感じます。
もしかしたら、そのような街の持つ雰囲気が、ブラームスに"Guten Abend, Gut Nacht”やIntermezzo op.117 No.1という、子守歌Wiegenliedを連想させる楽曲を作曲するインスピレーションを与えたのかもしれないな…と、ふと思ったりします。


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