ショパン国際コンクールの予備予選 2
- Junko Nagaya
- 4月30日
- 読了時間: 2分
それにしてもショパンコンクールの予備予選、中国人のピアニストの方の参加者が多いんですね。
私も最近まで、オーストリアやドイツのマスタークラスで、若い中国のピアニストの方といつもご一緒させていただいてきたので、さらに中国のピアニスト人口が増えてきていることは良く知っているつもりでしたが。
すごく面白いのは、同じ中国人のピアニストなのに、勉強している国や学校によって演奏スタイルが全く異なる事です。
やっぱりアメリカのEastCoastの辺りの学校で勉強しているピアニストだと、私が長年弾いてきているアメリカっぽい感じの解釈や演奏スタイルに聞こえるし(これが聞いていても私的には一番しっくりくる)、ドイツでもソ連時代のロシア色が強い先生がいらっしゃる学校の生徒さんだと、そういう感じになるのだなぁ…さらにダンタイソンさんのお弟子さん達も特徴があるし。
中国本土の学校で勉強しているピアニストの演奏スタイルは今まであまり聞いたことがなかったのですが、Main Land Chinaで勉強されているピアニストには、やはり特色があるのだなぁ…これが中国の演奏スタイルなのかな…と思いながら聞いています。
あらためていろんな参加者の皆さんの演奏を聴いて、国によって、また師事している先生によっても、本当に解釈や演奏スタイルが違うなあと…と思いました。
Scherzoの4番は、やっぱりアメリカっぽい解釈や演奏スタイルが好きだなあ…私もあんな風に弾いていたなあ、と思いながら聞いてました。
今まで考えたことも、意識したこともなかったけれども、アメリカのEastCoastの音楽学校には、あの辺りの独特の音楽表現だったり、学校は違っても、何か共通する音楽観や雰囲気があるのかもしれないな…と思いました。




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